アルギニンの効果

成長ホルモンってどういうものなの?

 

アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す効果があります。これは、具体的にどんな効果をもたらすというのでしょうか。大ざっぱに言うと、疲労回復効果、新陳代謝を活発にする効果などが挙げられます。

 

成長ホルモンは、文字通り成長を司るホルモンです。子供時代には毎日大量に放出されるホルモンで、子供の健やかな成長を支えています。大人の体になれば、成長ホルモンの分泌は著しく低下しますが、決してその役目を終えた訳ではありませんので、少しずつは分泌し続けます。

 

大人の体での微量な成長ホルモンの主な効果が、疲労回復効果、新陳代謝を活発にする効果なのです。

 

私たちの体は、毎日、毎時間、細胞レベルで生と死を繰り返しています。新鮮でいるためには死んだ細胞は速やかに排出されなくてはなりませんし、すぐに新しい細胞が作り出されなくてはなりません。

 

皮膚が傷つけば、そこはたちまち修復されます。死んだ細胞ははがれ落ち、新しい細胞を構築し始めます。代謝が良いからだはこのサイクルが速やかに行われますが、そうでなければそのサイクルを完了するために長い時間がかかるでしょう。

 

そんな新陳代謝が遅れる現象が体の至るところで起きますから、大人になるに従って回復が遅いと実感することになるのです。

 

成長ホルモンが分泌されるのは、夜寝ている間だと言われています。睡眠に入ってから約4時間後。俗にお肌のゴールデンタイムと呼ばれる時間は、成長ホルモンが盛んに分泌されている時間。この時間に大掃除、修復、そして回復を図っているのです。

 

大人になれば、睡眠時間が多く取れなかったり、不規則な時間に寝ていたりして、成長ホルモンが分泌されるチャンスを逃すことが多くなります。疲れが取れないだけでなく、お肌のコンディションにも影響する成長ホルモン。

 

アルギニンを摂取することで成長ホルモンの分泌量が上がれば、代謝能力が上がり、回復力が高まり、細胞がいつも新鮮に保たれるのは、こういうわけです。

 

一酸化窒素ってなに?怖くない?

 

アルギニンを摂取することで、血管内に一酸化窒素という物質が生成されやすくなります。

 

何やら化学的な名前で、そんなものが増えて大丈夫なのかと思う方もいるかもしれません。一酸化炭素という言葉と聞き違えて、とんでもない!と思う方もいるかもしれませんが、一酸化「窒素」です。私たちの体にとって非常に重要な物質です。

 

血管内でこの一酸化窒素が増えると、内側から血管が広げられます。血管が広げられ、血流が増加することで血管に関わる多くの疾患を予防することができます。

 

アルギニンは血糖値の上昇を緩やかにする効果もあると言われていますし、糖尿病の主な合併症は血管障害ですから、これを予防・改善するのに優れた効果を持っているのです。

 

つまり、アルギニンはあらゆる血管障害のもととなる生活習慣病を心配する人にはとても有益なアミノ酸ということになります。

 

実は、この一酸化窒素を増やす方法はアルギニンの摂取に限りません。

 

一酸化窒素は血管を刺激することで発生します。どうすれば良いかと言うと、ストレッチや柔軟体操をすることでも十分。一番良い方法は、ストレッチの後軽くランニングなどをして血流を早くすることが効果的。

 

適度な運動の後、もう一度ストレッチをすればさらに効果大。それで血管の健康は十分守れると言えます。

 

アルギニンを摂取しなくとも、一酸化窒素を増やし、血管の健康を守ることは出来ます。しかしアルギニンを摂取することで、より簡単にこの効果を得られるので、悠長に運動なんてしてる時間がない、という方にアルギニンはおすすめです。

 

 

血流が良くなることで得られる効果が満載で嬉しい

 

血管の隅々にまで血液が巡るということが体に良いということは、どんな人も分かるはずです。血の巡りが悪く体に不調を抱えている方はどのくらいいるでしょうか。

 

特に女性の場合、秋から冬にかけて酷い冷えに悩まされている方も大勢いるはずです。

 

実際のところ、アルギニンだけで冷え性が治ると言いきることは出来ません。少しは改善すると思いますが、つらい冷え性ならば、筋力を鍛えたり、体が冷えない食事をしたりプラスアルファの努力をする必要があるでしょう。

 

なぜなら、一般的には筋肉の方が血流が多く必要で、筋肉が多ければそれだけ血の流れる量が多くなるからです。

 

体が冷えない食事をするという重要性はお分かりでしょう。白っぽいもの、夏野菜、(バナナなど)カリウムの多い食事は体を冷やし、色の濃いもの、冬の野菜、ビタミンの多い食べ物は体を温める傾向にあります。

 

運動、食事、そしてアルギニンという組み合わせで冬を乗り越えようとすれば、冷えは随分改善することだろうと思います。

 

血流が良くなるとどうなるでしょうか。冷え性の改善は考えられますが、女性であれば生理中の体調不良や生理痛を和らげることになるでしょう。男性であれば、薄毛の予防にもなると言います。

 

体の中で、血液がどんな働きをしているかはご存じでしょう。全身に酸素や栄養を送り込み肉体を維持するには不可欠なものです。

 

だからこそ、血液の配管である血管をおろそかにすれば、頭、目、手足、内臓それぞれの働きを鈍くし、血管が故障するようなことがあれば、命に関わる障害となります。

 

血管を大切にするということは、体を大切にするということです。アルギニンは血管の健康を守る上で非常に重要な、一酸化窒素の生成に役立つアミノ酸です。

 

男性には特に嬉しい血流アップ効果

 

アルギニンをED治療薬として活用する男性も大勢います。

 

アルギニンは、何度もご説明するようですが、血管を押し広げ、血流を促し、血圧を下げる効果があります。その効果は全身に表れ、男性の場合特にデリケートな問題となりがちなペニスへの血流増加も見込めます。

 

ペニスに集中して考えてみると、そもそも勃起時には、その一点に血液が充満し留まるからこそ、硬く大きくなります。

 

EDの場合、ペニスに向かう血流が十分でなかったり、血液が留まらなかったりしてなかなか性交に至れる硬さ大きさになりません。血管を広げ、血流を促す効果がペニスで発揮されると、当然勃起力が強化されることになります。

 

嬉しいことに、アルギニンには副作用がありませんので、例えばバイアグラのようなED治療薬を使うよりは断然、安全にご使用いただけるのです。

 

それも表面的には健康管理やトレーニングのためのアルギニンと見せかけ、その実はED治療という風に使うことも出来るので、コンプレックスを悟られたくない方にはとくにおすすめ。

 

アルギニンで健康体になり、ペニスの勃起力も高まることで、より充実したセックスライフを送れることになることは間違いないでしょう。アルギニンは薄毛の進行を遅くしたり、トレーニングと組み合わせることで筋力を強化させたり、EDを治療したりと、需要は男性の方が多いかもしれません。

 

それなりの年齢になれば誰もが抱く可能性のある、男性特有のコンプレックスを解消するポテンシャルを持つアルギニンは、とてもありがたいアミノ酸です。

 

アルギニンは食事から摂れるの?

 

アルギニンは食事からでも比較的取りやすいアミノ酸です。アルギニンは成人においては体内で合成できるため必須アミノ酸ではありません。その上、たくさんの食材に含まれるアミノ酸ですので、滅多なことでは欠乏状態に陥ることはないのです。

 

アルギニンが多い食べ物は、お肉やお魚、豆類や乳製品だと、あらゆるものに含まれます。お肉でしたら鳥の胸肉が良いとか牛ならひき肉やレバーが比較的豊富。魚介類でしたら、多くのものに含まれていますが特にエビ類からはたくさんのアルギニンが摂取できます。

 

豆類の中でも、高野豆腐はアミノ酸の宝庫ですから、アルギニンに限らず様々な栄養が取れておすすめ。安価で、100g中のアルギニン含有量で言えばお肉やお魚の倍かそれ以上の含有量を誇ります。

 

じゃあ別に意識してアルギニンを摂らなくても、十分みんな健康なんじゃないの?と思われるでしょうか。今十分に健康な状態だから、アルギニンをこれから意識したところで変わらない?

 

実は、そんなことはありません。アルギニンは多くの食材に含まれていて、欠乏することはあまりありませんが、成長ホルモン分泌の増加や、一酸化窒素の生成に関わるにはある程度の摂取量が必要になり、食材からではその一定量に達するのが難しいのです。

 

一定量というのは5000㎎が基準となっているのですが、高野豆腐でさえ100g中に約4000㎎のアルギニン量です。100gの高野豆腐と言えば、よくスーパーなどで見かける5枚入りのものが全部でだいたい100g。それを一日に食べきるのは難しいですよね。

 

お肉やお魚であれば、もっと5000㎎を達成するのは難しくなります。つまり、今よりもっと健康になるためというのでしたら、たいていの方にはアルギニンが足りていない。

 

アルギニンは食事から摂ることは出来ます。しかし、本当の力を引き出したいのであれば、やはりサプリメントがおすすめということになります。

 

サプリメントでアルギニンを摂るのがおすすめな理由

 

アルギニンは食材からでも十分摂取できますが、一日5000㎎という量を摂取したいのであればサプリメントの方が楽に達成できます。

 

食事から5000㎎を達成しようとすれば、アルギニンは摂取できてもその分カロリー過多となってしまいます。ダイエット目的や健康目的でアルギニンに興味をお持ちでしたら、食べ過ぎは避けられないのであまり意味がありません。

 

さらに、アルギニンの5000㎎達成を目標に食事をしていれば、栄養バランスの偏りが起きることは間違いないでしょう。食べ過ぎる上に栄養のバランスも崩れていたのでは、ダイエットの面でも美容の面でも逆効果となってしまいます。

 

第一、疲労回復効果も新陳代謝を高める効果も、成長ホルモンの分泌が鍵であることを忘れてはいけません。これは、工夫次第でアルギニンなしでも多少かもしれませんが達成できることです。
やり方自体は簡単で、長い時間、深く眠れるように心がけるだけです。成長ホルモンは眠りについてから4時間程度経った頃、深い眠りに入った頃に多く分泌されます。

 

本来これが出来ていれば、成長ホルモンが必要以上に減少することはなく、疲労が取れなくてしょうがないとか、痩せにくくなってきたとか、肌の調子が戻らないというトラブルは減らせるはずなのです。成人になれば極端に分泌量が減るホルモンなのですが、極端に老化を感じるという部分は抑えられます。

 

しかし、それが難しいからこそアルギニンの力を使います。アルギニンサプリメントを出来るだけ使いたくないのであれば、食事で無理をするよりも早く眠れるような生活を心掛けた方が断然健康的です。

 

一酸化窒素による血管拡張効果も同じこと。ストレッチやウォーキングなどの適度な運動で、血管内では一酸化窒素が生成され、血管の健康を守る効果があります。

 

適度な運動が体に良いことも、質の良い睡眠が体に良いことも皆さんご存知のはず。それらができにくい時代だからこそ、アルギニンに注目があつまっているのです。

 

アルギニンサプリメントの選び方

 

アルギニンで健康効果を得たいのであれば、一日に5000㎎程摂取することが望ましいです。よって、サプリメントを選ぶときは一日量が5000㎎を越えているサプリメントを選ぶ方が良いということになります。

 

しかし、中にはこう考える方もいるでしょう。普段の食生活の中でアルギニンはある程度摂取できるのだから、何も5000という数字にこだわらなくてもよいのではないか。その通りだと思います。日ごろから食への意識は高く、バランス良く食事を摂っているというのであれば、サプリメントは少ない量でも問題ありません。

 

サプリメントはあくまで補助食品ですから、食事で補えない分を補助的に摂取するものです。

 

しかし、アルギニンに関して言えば副作用がないということもありますので、少々摂りすぎたところで問題はありません。そういう意味でも5000という数字にこだわる必要はないでしょう。

 

量以外に注目する点としては、Lアルギニンと表記されているかどうかでしょうか。

 

アミノ酸にはL体、D体という二種類の形を持っているものが多く、それらは向かい合わせにぴったり重なるような形をしています。人体のアミノ酸はなぜかどれもL体で構成されており、D体では人体の役に立たないことが分かっています。

 

そして人工的に化学合成したアルギニンには、このL体とD体のアルギニンが半分ずつ混ざった状態になっているそうです。

 

だからこそ、表記通りの量を摂取したいのであれば、Lアルギニンと明示してあるものを選ぶと良いでしょう。アルギニンとは別に、必須アミノ酸ではほとんどのものがD体のものでも体内でL体に変換する機能があるようです。

 

どのサプリメントもアミノ酸系ドリンクもLでなければ意味がないということではありませんので、ご安心ください。

 

シトルリンでもいいの?

 

アルギニンと並んで、同じような効果を生み出すアミノ酸として有名なのが、シトルリンという物質です。こちらも一酸化窒素を生み出す効果や成長ホルモンの分泌を促す効果が知られており、人気のアミノ酸となっています。

 

この二つの関わりは深く、実は体内で、これらの物質はお互いに変化しながら活動しています。つまりアルギニンはシトルリンに、シトルリンはアルギニンに変化するのです。

 

そしてその変化する過程で、一酸化窒素を生み出すと言われているのです。だから、どちらを摂っても同じような効果を得ることができます。理想はどちらのアミノ酸も同時に摂取することでしょうか。

不思議なことに、EDの改善という話になるとアルギニンの名が上がることが多いのですが、ペニスの増大という話になるとシトルリンの名が優勢になります。

 

これもあくまで個人的な印象なのですが、例えばペニス増大にはそれ専用のサプリメントが存在することからも、イメージが偏っているのかもしれません。いずれにせよ、どちらのアミノ酸も体の中で同じような働きをして、ときには連携プレーで私たちの体を維持する仕事をしてくれています。

 

ただし、これらのアミノ酸を摂取することでペニスの根本的なサイズアップが期待できるかと言えば、信憑性に欠けると言わざるをえません。

 

ペニスの増大のみを目的とするならば、これらのアミノ酸摂取はおすすめしません。

 

ちなみに、シトルリンを食物から摂取しようとすれば、ウリ科の食べ物、スイカなどに多く含まれると言います。

 

ただ涼を取ろうと、もしくは水分を取ろうと、夏を満喫しようと思って食べていたスイカに、シトルリンのようなアミノ酸が含まれていると知れば、少しスイカの見る目が変わる気がしますよね。

 

アルギニンを使う際の注意点

 

アルギニンというものは強いアルカリ性を帯びた物質ですので、中和されていないサプリメントなどを使い続けているうちに胃腸の荒れを感じることがあります。

 

当然、はじめから中和処理されているものを選ぶと良いのですが、全てのサプリメントに施されている処理ではないようですから、ご自分でクエン酸と一緒に飲む、もしくはオレンジジュースなど酸性のものと一緒に飲むという工夫をする必要があります。

 

アルギニンがよく効く人の中には、比較的すぐに疲労回復効果を始めとするもろもろの効果を実感する人がいるでしょう。

 

普段お仕事などで疲れており、個人的にも大事にしている趣味や勉強の時間がある。もうひと踏ん張りの体力が欲しいという方。アルギニンはそんな方の味方ですし、ストイックな方ほど、その効果はてきめんに感じられるのではないかと思います。

 

アルギニンの効果を更に実感するために、どうぞ普段の性格を見直すことも考えてみてください。睡眠時間はしっかり取れているか、食事はゆっくりできているか、考えるのです。繰り返しになるようですが、普段健康的な生活を送っている方にとって、アルギニンはそれほど必要なアミノ酸ではありません。

 

必要ではないと言えば語弊がありますが、サプリメントを飲んでまで補う必要のないアミノ酸です。

 

アミノ酸の中には、聞いたことがあると思いますが、人体では合成できず、食事等から摂取するしかないタイプである必須アミノ酸と呼ばれるものがあります。アルギニンは必須アミノ酸ではありませんし、多くの食材に含まれるので欠乏することは珍しい物質。

 

必須アミノ酸の働きを眺めてみると、疲労回復効果や筋力の増強効果などを持つものはいくつかあります。BCAAと言えば、スポーツドリンクなどのパッケージで見かけたことがあるのではないでしょうか。また、例えばお酒をよく飲む方でしたら、オルニチンというアミノ酸の方が有効かもしれません。

 

このように、アルギニンはたくさんある中の一つの栄養に過ぎません。アルギニンがあるからと言って食事をおろそかにしたり、過度な負担を体にかけていては元も子もありませんので、あくまで補助食品としてサプリメントを扱うべきです。

 

また、アルギニンはヘルペスを発症しやすい人にとっては取りすぎてはいけない栄養となっています。ヘルペスウィルスの栄養となってしまうのです。ヘルペスの予防にはリジンという必須アミノ酸が効果的です。

 

大切なことは、「自分に足りないものを補う」ということです。アルギニンは多くの方におすすめできるアミノ酸ですが、ご使用に際してはぜひよく吟味していただきたいと思います。

トップへ戻る